はじめに
Cisco Catalyst 9115シリーズのアクセスポイントを初期化して再キッティングしていたとき、Teratermでコンソール接続したら「文字化け」が発生。
同じような状況に直面する人も多いと思い、自分の備忘録も兼ねて原因と対処法をまとめました。
発生した状況
- 機種:Cisco Catalyst 9115シリーズ(アクセスポイント)
- 操作内容:初期化後の再キッティングのため、Teratermでコンソール接続
- 使用ツール:Teraterm(Version 5.4.0)
- 接続方式:シリアル接続(USB-シリアルケーブル経由)
文字化けのイメージ(実際の画面表示)
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(中略)
一見して何が書かれているのかまったくわからず、途方に暮れるレベルの文字化けです。
原因
シリアルポートの通信速度(ボーレート)が誤っていたことが原因でした。
Teratermの初期設定では「9600bps」になっていることが多いですが、Cisco Catalyst 9115シリーズでは「115200bps」で通信する必要があります。
解決方法
Teratermの設定変更手順:
- Teratermを起動
- 接続ダイアログで「シリアル」を選び、使用するCOMポートを選択
- メニューから「設定」>「シリアルポート」をクリック
- 表示されるダイアログで「スピード(ボーレート)」の値を
9600 → 115200 に変更 - 「OK」をクリックして閉じる
- コンソール画面に戻り、正常な出力が表示されることを確認!

まとめ
Cisco機器にコンソール接続したときにTeratermで文字化けが発生した場合、まず通信速度(ボーレート)を疑うのが鉄則です。
今回のように「115200bps」に設定し直すことで、問題なく操作できるようになりました。
同じような現象に困っている方の参考になれば幸いです。
おまけ:覚えておきたいCisco機器の基本ボーレート
機器タイプ | 通常のボーレート設定 |
---|---|
旧型ルータ・スイッチ | 9600bps |
新しめのAPやCatalystシリーズ | 115200bps |
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